ノウハウ

2014.10.17
    組織内の規律と常識について

    コンサルタント中山 和治

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    最近、初めて世界にある“もめ事”の基本を教えてくれる本を読みました。とてもわかりやすく解説してくれて、この年になって初めて認識することも多くありました。

    その中の1つのトピックに宗教がありました。キリスト教、イスラム教、仏教などその宗教に基づいて生活規律をしっかり守っている国/人が沢山います。時にはその宗教感の違いから争いになるくらい、その考えや規律をしっかり守り、貫いて追います。
    その意味で、世界では法律、常識以外に宗教という規律を軸に、生活習慣があり、そこに生きる道筋ができているのだと思います。

    そこで考えると、日本人は一般的に生活習慣での規律として、“宗教”に依存することはあまりないですね。
    その意味で、我々は“法律という規律”と“常識”で生活しています。
    そもそも日本の特徴として、この“常識”が人々の生活の規律につながるほど、多く存在しており、その意味で宗教の規律が無くても、生活の秩序が保たれているのではと、勝手に想像しました。

    さて、これを企業組織にあてはめて考えてみましょう。
    私もそれなりに大きな組織の製造業やITベンダーで仕事をしておりました。その経験から感じるのですが、常識ばかりはびこって、規律と言われると、イメージできないのです。

    部門内に広がる常識
    企業組織内で毎日勤務し、その部署の習慣が自然に常識になります。また上司が変わるたびにその習慣が変わり、常識も必然的に変化することもあるでしょう。
    ただ、この常識はその部門内のクローズされたものが多く、他部門とのもめ事になることもしばしばあるのではないかと、思います。
    企業活動におけるその組織の常識や習慣は、企業全体の目標に必ず沿っているか、と考えると、そうでもないように思えます。
    一方でその組織内に規律というものが存在しているかというと私の経験上、あったかな?というような感じです。皆さんの所属する部署に規律というものに当てはまるものはありますか?

    企業の“規律”とは
    もし規律があるとすれば、こうなるでしょう。
    規律とは明確に定められた決まり事ですので、当然文面化されたものであると考えてください。要はその組織内で業務/活動する上での約束ごとですね。
    文面化された約束と考えると、その企業全体の一部署だけではなく、企業組織全体で整合性のとれたものになるでしょう。とすれば、さらに、これは業務担当者だけに向けられるものではなく、管理職全般にも当てはまる事でしょう。

    そう考えると、規律が存在している会社はそもそも、何か明確なものに向かって、邁進し続けている、それが規律となって現れ、従業員1人1人にその明確な何かを伝え、具体化していると考えられますね。

    もし、それが出来れば、企業内で方向性の違いなどで部署間でのもめ事はなくなるのでしょうね

    コンサルタント中山 和治

    外資系タイヤメーカーで、機械/作業研究、在庫保管場所設計、カンバン製造方式設計、工場内物流設計をなど社内コンサルティング担当。その後物流部門にて、国内物流設計、営業所在庫配置基準設計を実施。1996年より外資系パッケージベンダにてSCMコンサルティングを実施。2006年4月:マネジメント・プロセス・コンサルティング株式会社を設立。取締役副社長に就任。